始まり

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「えっ!! これが親父の知り合いの家!?」 「そうだぞ。 でもまだ驚くなよ。 驚くのはこれからだ。」 おんぼろ屋敷でパソコンも操れない。 本当にそんな奴の下で働けんのかよ。 薄給ぽいなー。 「親父。絶対ここで働くの無理だろ。」 「まぁ会ってみろよ。 アイツ今までイギリスとかニューヨークとか行ってたからな。 日本じゃ有名じゃないけど外国ではけっこう有名なんだぞ。」 ボソッ(ちょっと変わってるけどな) 「最後なんていったんだよ?」 「いーんや何にも言ってないよ?」 親父怪しい…。 その間に親父は玄関まで移動していた。 コンコン 「夢村!俺だ。開けろ。」 そしたら 「パスワードを…言って下さいね…。」 めっちゃか細い声だから怖いんですけど!? てかパスワードとかあるんかい!! 親父は知ってるのか? 「パスワードか…。 そんなもの…。 最初っからない!!」 ないのかよ―ー! 「フフ。さすが長官殿ですね。どうぞお入りください。」 合っとるんかい!!
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