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空に光が戻った時。
それは第二の人生の始まり。
「あ…あぅ?」
―巧く喋れない…身体が巧く動かない…あれ、俺、死んだんじゃないの?光が見える…―
ぼんやりとした視界に映ったのは男の影らしき物。
男から女に手渡され、は空を覗きながら言う。
『あら?この子余り鳴かないわねぇ…でも元気な女の子ですよ?良く頑張りましたね、お母さん』
―あれ?何語だろう?英語かな?―
空の耳に届いたのは日本語ではなかった。
次に視界に映ったのは黒目黒髪の知らない女の人。
『よかった…あなたの名前はアリアよ』
にっこりと微笑みながらその女の人はこれまた知らない言語でいった。
へぇ。死んだら生まれ変わるんだ…。
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