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それにしても今日は、ザンザスと獄寺隼人を見れるので、かなり嬉しい♪゙もしかしたらスクアーロも拝見出来るかもとテンションがいつもより高めだ。
というか、俺の歳は獄寺の一歳年上であり、丁度原作の時間軸と一致したらしく、これからももしかしたら出会えるかもと淡い期待を胸にしている。
そしてザンザスのパーティーは始まった。
「それでは今回の主役、ザンザス様に乾杯の御発声を」
舞台にいる司会者がそう言うと、ザンザスが舞台に上がり、丁度空の隣をワインカートを通っていった。
―俺が知っているザンザスより大分若いな…―
「ん?」
空は小さく何かに反応した。
「皆様どうぞグラスをお持ちください」
司会者の声と共にワインがザンザスのグラスに入れられた。
「ではザンザス様、乾杯の御発声をお願いします」
すっとザンザスがグラスを持ち、立ち上がった。
「飲んじゃダメだ!」
子供の声が会場に響く。ザンザスは少し驚いて目を開いた。
「ごめんなさい、九代目の大切なご子息様。でもそのワイン、ついでくれたその人に味見してもらってよ」
ざわざわと会場が騒ぎだし、一つの扉が開き男性が入ってきて言う。
「そいつを捕まえてくれ!!」
空の言う通り偽物のソムリエだったようだ。
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