1,人は見た目が九割

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んでんで。 ずっとだべっているわけにも行かないので、俺達は教室に向かうことに。 「俺達は1-Aの教室だな」 「G組まであるじゃねえか。 二百人くらい人がいて、七クラスあるから……一クラス大体三十人ってとこか?」 「恐らくそのようなところだろう。意外とクラス数が多かったではないか」 階段を数回昇ったり渡り廊下通ったりとしている内に、目当ての教室が見えてきた。 今のところ、クラスの半分程の人数が来ている模様。 その中に二人、 俺と海里の知っている顔があった。 「あら、夕と海里じゃない」 「お? 凛と春夏も同じクラスだったのかよ」 「うん……。よろしく……ね?」 この女子二人組、先に喋ったのが榮 凛(サカエ リン)。そしてもう一人が秋冬 春夏(アキフユ ハルカ)だ。 こいつらとは中学のときも同じクラスだったので、よく知っている。 「やぁ凛。今日もいつにもまして大平原だな」 海里、爽やか笑顔での発言。 いきなりのことでした。 「い……いきなり何よあんた!? 高校入って早速喧嘩売ってんの!?」 「そんなわけ無いだろう? 俺はただ褒めただけだぞ?」 「どこが褒めてんのよ!? 貶してる風にしか聞こえないわよ!」 「や、やめなよぅ……」 「諦めろ、春夏。これがこいつらなんだからさ」 そう。 これがこいつら。 ご察しの方もいらっしゃるかもしれないが、凛はペチャp……もとい胸が若干控えめで、それをいたく気にしているらしい。それを何故か海里はいつもいじっているのだ。 あ、ちなみに春夏は意外とでk ドグシッ 「かふっ!?」 「夕……。今何か……変なこと…考えてなかった?」 「ななな何も考えて無いです!」 「そっか……」 うん。 やっぱり春夏は怖いな。 いきなり、何の躊躇いも無しに腹に思いっきり手刀打ち込んでくるんだよ? しかもほぼ無音で、超高速で。 それはキツいって。 回避不可能だって。
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