タイムマシンの存在

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幸福な家族、 と呼ぶには、俺たちにはあまりにも重い過去があった 交通事故による長女、彩香の死。 つまり俺のねえちゃん。 俺はまだちびだったけど、優しかったねえちゃんのことはよく覚えてる。 寝ないで俺の看病してくれたっけ。 ひんやりした手を当てられると不思議と気分が落ち着いた。 そんなねえちゃんが亡くなって12年、ねえちゃんがいないという現実には慣れたものの、俺たちは全てを受け入れて前に進めているだろうか。
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