民族郷土伝承研究会

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尚人「会原先生! 何か用ですか?」 女性はどうやら教師らしい。 「来るのに用件が必要か? 私は此処の顧問なのだから来てもかまわんだろ」 当然だろ、と会原。 尚人「先生は何か用がないと来てくれないじゃないですか」 会原「忙しいのだよ仕方ないだろ、 用件だがなこの部、というよりこの同好会だがこのままでは廃部だぞ」 尚人「何故ですか!?」 尚人は廃部という言葉に驚き声を荒げる。 会原「部員が二人、退部届けもって来たぞ。 部活の規則の一つ 部を新設する場合六人以上の部員が必要となる、 部員数が五人であれば同好会とする、 四人以下になった場合学期末の予算編成日までに五人以上集まらなければ廃部とする。 という事で学期末までに最低でも後二人の部員を集めなければ廃部だ」 なぜ後二人かというと全く顔を出さない先輩が一人居るため 部員数は三人になっている。
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