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「で、今日は一体なんだっていうんだ?」
えっ、今日? 何かあったかな。
首を捻ると、二人が呆れたように深い深い溜め息をついた。
「それ、マジでやってるのか? 本当に心当たりないわけ?」
ええっ。愛流、何かしたっけ?
何か二人が呆れたっていうよりも、もう憐れんでるっていうような目で見てるんだけど。
「愛流さん、今日の昼休みにいきなり教室にやってきて『今日とってもとっても、とぉーっても大事な用があるから、放課後絶対に部室に来ることっ! これ、部長命令だからねっ』と、言って慌ただしく出ていったではないですか。まさか、忘れてたなんてことはないですよね?」
「まっ、まっさかー。忘れるわけないじゃない。もちろん覚えてるに決まってるじゃないか。ちょっとふざけてみただけだよ。やだなぁ、玲菜ちゃんたら。あははははー」
すっかり忘れてた……。
それにしても玲菜ちゃん、愛流の物真似、上手いんだけど。今度、代返して欲しいなぁなんて。
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