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一弥「下りるとだいたい5時半くらいだから…………家に帰ると6時前くらいだな」
そんな単純な計算をしながら下山する。
家につくと、家の前からなにやら音がする。
「コーン、コーン」
一弥「ん?」
向かいの家の庭をのぞき込むとそこには一弥の幼なじみ、
佐伯亮介。
一弥「リョウ!
おはよ」
亮介「お!
一弥おはよ」
一弥が早起きなんて珍しいなぁ
だから雪が降ってんのか?」
亮介はニヤニヤしながら言ってくる。
一弥「バーカ💧
こんな日くらい早起きするわ!」
「そうだな
一弥初日の出見に行くの恒例だもんな」
「おぉ
んじゃおれもーイッチョ寝てくるわ」
一弥が家に入ろうとしたときだった。
「一弥‼」
亮介が一弥を呼んだ。
近所迷惑なくらいの声の大きさで。
「な、何だよ」
「キャ……キャッチボール…しねぇか?」
「……!?」
「しねぇよ」
すごく声の低いトーンで一弥は冷たく答えた。
「だ…だよな」
ガチャン
………
しようぜ………
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