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「ゴゥン!!」
一弥「…………え?」
球場中に響きわたった鈍くて低い音を、一弥は一瞬、何の音だか認識できなかった。
「……ドサ…」
人が倒れた…
その様子を見て一弥はやっと認識できた。
そのバッターは、右投げ左打ちだったため、利き腕が投手の方を向いている。
当たった場所は……
右肩だった。
使っていたボールは硬球で、しかも一弥の球速は中学生にしては速い130㎞前後のボールを投げる。
バッターは倒れてもがいている。
甲欄の監督「ヤ、ヤバいぞこれは!」
「救急車だ!早く!!」
一弥「はぁ…はぁ」
「匡太…!!」
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