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「えっと…そうだ!好きな人に告白するとか」
そ…それはまたハードル高くないかな…?いや、死んだ後ハードルとか関係無いけどさ!?ぶつかってもすり抜けるから飛び越える必要すら存在しないしね!?
「結構きついとこいくね……」
「そうかなぁ……ホラ、良くあるじゃん。死んで尚伝えたい思いとか」
「それは確かにあるけどさ…私の場合話をした事すら無いんだ…一方的な片思いを、死人に言われて嬉しいとは思わないと思うんだけど……」
「君は悲観的だなぁ…大丈夫!僕が知ってる人だったら僕頑張るからさ!」
頑張るって……何を…?そもそも告白という行為の中で頑張るのは告白する人のみだと思うんだけど…
「それに、その人には私は多分見えないからさ……」
「なんで?」
「自称天使によれば私が見えるのは、肉親と、親しい間柄の人と、イレギュラーの人だけみたいだから……イレギュラーってのが何なのか私にはわからないけど…」
詳しく教えてくれない所がまた役所仕事って感じがするよ………なんだよイレギュラーってさ……
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