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さて、家の前まで来たのはいいが、やはり自分が死んだというのは非常に言いづらいな…と逡巡していると
「あれ?何してるの?」
と声が聞こえた。まさか私の事だとは思わなかったのでしばらく放置していたら
「ねぇ、ちょっと聞いてるの?」
今度は私の目の前に来た。あれ?私に声をかけてたのか…
「え…?あ、ごめん…君は…誰だっけ…?」
「え…?酷いなぁクラスメートの名前覚えて無いの?曽根川ひかるだよ!」
目の前のおと…いやおん………どっち!?全然解らないんだけど!?こんな人クラスに居た!?
「…うわ…全然覚えてないって顔だね…酷いなぁ…僕結構君に話しかけてたんだけど…」
「え…いや…ごめん…本当にごめん…でもまったく覚えてない…」
「面と向かって言われるのは結構傷付くね…」
俯いて落ち込んでしまった……ど…どうしよう……
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