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「昨日、仕事で潰れたんだよ。」
「そう……」
私は夜の世界で働く女
簡単に言えば水商売のホステス
お酒をたくさん飲む事も珍しくない
昨日は単に飲み過ぎたのだろう
記憶が無くなるのは久しぶりだった
「店で寝てたから、俺が責任もって連れて帰ったわけ。」
「責任もってホテルに、ね。」
「そ。」
ニッコリ笑うマネージャーを睨みつけ、私は起き上がった
「もう、動いて大丈夫??」
「何、言ってんの??仕事が始まるじゃない。」
「さすが、ナンバー1は違いますね。」
「その言い方やめて。マネージャーも早く支度してちょうだい。」
「あれ??もう、悠哉って呼んでくれないんだ。」
そう言って、また後ろから抱き締めてくる
気持ち悪い
「私達は、上司と部下。それだけよ。」
「寂しい事言うなよ。涼子。」
体に寒気が走った
「その名前で呼ばないで!!」
「あ、悪い。…茅だもんな。」
「………………ほら。早くして。」
私は、夜の世界で働く女
グラマラスのナンバー1で名前は茅
他に名前なんてない
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