一話

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「昨日、仕事で潰れたんだよ。」 「そう……」 私は夜の世界で働く女 簡単に言えば水商売のホステス お酒をたくさん飲む事も珍しくない 昨日は単に飲み過ぎたのだろう 記憶が無くなるのは久しぶりだった 「店で寝てたから、俺が責任もって連れて帰ったわけ。」 「責任もってホテルに、ね。」 「そ。」 ニッコリ笑うマネージャーを睨みつけ、私は起き上がった 「もう、動いて大丈夫??」 「何、言ってんの??仕事が始まるじゃない。」 「さすが、ナンバー1は違いますね。」 「その言い方やめて。マネージャーも早く支度してちょうだい。」 「あれ??もう、悠哉って呼んでくれないんだ。」 そう言って、また後ろから抱き締めてくる 気持ち悪い 「私達は、上司と部下。それだけよ。」 「寂しい事言うなよ。涼子。」 体に寒気が走った 「その名前で呼ばないで!!」 「あ、悪い。…茅だもんな。」 「………………ほら。早くして。」 私は、夜の世界で働く女 グラマラスのナンバー1で名前は茅 他に名前なんてない
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