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なんとか美容院に間に合い、時間通りにセットも終えた
吉野様の待ち合わせ場所に約束の時間10分前には着いた
だか、1分もしない内に吉野様は来られた
「吉野様、お疲れ様です。お早いですね。」
「いやぁ。茅ちゃんを待たせたらいけないと思ってね。」
「ふふ。ありがとうございます。」
吉野様は、とても優しい方
私を娘のように可愛がってくれる
下心が全くないとは保証がないから言えないけど…
「今日は、茅ちゃんが好きなところ連れて行ってあげるよ。」
「あら。いつもは吉野様がエスコートしてくださるのに、何かあったんですか??」
「明日から3ヶ月間、県外に出張になったんだよ。だから少し会えなくなるから、今日は茅ちゃんに付き合おうと思ってね。」
「そんな。私に気を使わなくていいんですよ??」
「いやね、もしかしたら茅ちゃんの誕生日も会えないかもしれないからさ。」
忘れてた
来月、私の誕生日だ
「覚えてくださってたんですね。嬉しい…」
「プレゼントも今日渡すから楽しみにしててね。」
「はい。」
私は、吉野様の優しさに甘える事にし自分の好きなところへ案内した
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