一話

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なんとか美容院に間に合い、時間通りにセットも終えた 吉野様の待ち合わせ場所に約束の時間10分前には着いた だか、1分もしない内に吉野様は来られた 「吉野様、お疲れ様です。お早いですね。」 「いやぁ。茅ちゃんを待たせたらいけないと思ってね。」 「ふふ。ありがとうございます。」 吉野様は、とても優しい方 私を娘のように可愛がってくれる 下心が全くないとは保証がないから言えないけど… 「今日は、茅ちゃんが好きなところ連れて行ってあげるよ。」 「あら。いつもは吉野様がエスコートしてくださるのに、何かあったんですか??」 「明日から3ヶ月間、県外に出張になったんだよ。だから少し会えなくなるから、今日は茅ちゃんに付き合おうと思ってね。」 「そんな。私に気を使わなくていいんですよ??」 「いやね、もしかしたら茅ちゃんの誕生日も会えないかもしれないからさ。」 忘れてた 来月、私の誕生日だ 「覚えてくださってたんですね。嬉しい…」 「プレゼントも今日渡すから楽しみにしててね。」 「はい。」 私は、吉野様の優しさに甘える事にし自分の好きなところへ案内した
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