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「殺し屋?」
「あぁ、そうだ」
殺し屋?
混乱している私に、彼はこう続ける。
「つまりは人を殺すのを職業にしている人間だ」
人を殺す?
じゃあ彼は人を殺して生きてるの?
「前置きが長くなってしまったな、とはいえここからが本題だ」
ここからが本題?
私の処理能力はすでに限界を超えている。
けれど彼が言った言葉は、そんな限界を木っ端微塵に吹き飛ばした。
「お前と協定を結びたい」
協定?
突然のことに加え、全く予想していなかったので私は反応できなかった。
「協...定...?」
かろうじて言えたのはそんな言葉だった。
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