一之刻 転校生

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その光の後の事は覚えていない,目が覚めると保健室のベットに寝ていた 「やぁ気がついたかい??」 細身の男の人が私の横にいた 「ここは,保健室??」 「あぁそうだよ,ゆっくり休みなさい,君はすごい力を使ったみたいだね,顔に描いてあるよ。」 「私!!理事長室にいて,それで,,,」 「無理して思い出さないほうがいい,怪我もしているんだから。」 「あっ,すいません。」 「曽根川さんだったよね,一つ聞いていいかなぁ。」 「なんですか。」 「お父さんは元気にしているのかい??」 「なぜ父の事を??」 「いやぁ昔の知り合いでね,理事長に君がこの学園に来るって聞いたからその事を聞きたくてね。」 「昔,,,父はいません。」 「,,,やはりね。」 「父を知ってるんですか!?あの日から帰ってこないんです,地球が二つに割れたあの日から。」 「,,,いや私も詳しくはわからない,だが君のお父さんなら大丈夫,強い人だったから,,,。」 それ以降会話はぱったり止まった,いや私がこれ以上話したくないと先生は悟ってくれたんだろう,五年前の地球が二つに割れた日の話をしてから,,,
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