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「な、な、当たりだろ!?」
「ノーコメント。」
どこが良いんだか…。なんて思いながら『所詮遊びだろ』と言い残し、トイレと席を立った。
その後そのまま帰ろうかと思ったが荷物を忘れていたため鞄を取りに部屋に戻った。
「ねぇ、ねぇ、今どこ行ってたの?」
部屋に戻ると笠原深雪に声を掛けられた。
「別に、トイレ」
そう一言だけ言って帰ろうと鞄に手を伸ばすと突然、腕を掴まれた。
「もう帰っちゃうの?」
猫撫で声で問い掛けられた俺は、背筋がゾクッとするのを感じながら「アンタには関係ない」と冷たく言い放ち鞄を片手に部屋を出た。
背中に鋭い視線を感じながら…。
その後店を出た俺は、朔翔に『ゴメン、帰る』とメールをした。しかし俺は、家路とは正反対の方へ歩いた。
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