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「ねー。ねー。優奈ぁ?」
翔太は私の気持ちも知らないで私の顔を覗いてくる
ガタンッ
そんな翔太の行動に腹が立ち私は椅子から立ち上がる
翔太の方をキッっと睨み教室のドアの方へ歩いて行く
「おいっ!!優奈!優奈っ!おいって!!」
翔太は優奈の睨んだ顔に怯みもせず追い掛けてくる
次第に翔太の声は大きくなってき、いかにも怒っているのが分かる
怒りたいのはこっちよ!!
「おいっ!!みずまた!!!」
その瞬間、私の足は前へと進まなくなった
「やっと止まってくれた。」
翔太は私の肩に手をかけながら私の顔を覗いてきた
不思議そうに私の顔を見る翔太
トンズラな顔した翔太にもっと腹が立ち思わず思ってる事が滝のように口から出てきた
「昔っからあんたのせいで私の人生目茶苦茶よ!!いなくなって清々したと思ったら戻って来るし。あんたなんかダイッキライ!!」
肩におかれた手を振り払いトイレへ走った
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