『始まるよ』

3/4
前へ
/4ページ
次へ
「あのね、『始まるよ』って言うゲームサイトなんだけど」 「始まるよ?」 「そう、二次元ですごくグロいゲーム」 「うわぁ、大好きそういうの!!」 琴音は目を輝かせた。 「琴音ってわかりやすいね」 一美は紙を差しだした。 「これがURLね」 「ありがとう。一美?」 「ん?」 「何か、顔色悪いよ?」 「そう?」 一美は屈伸をした。 「全然大丈夫だよ!学校終わったら、またやりたい!」 一美は笑顔を見せた。 「元気なら良し!私も早くやりたいなぁ~」 学校が終わり、早くゲームがやりたくて仕方がなかった琴音は、すぐに部屋のパソコンを起動した。 URLを入力し、接続すると、『始まるよ』とだけ書かれた画面が出てきた。 「どうやってログインするんだろう?」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加