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「うん、みんなにはいつもいつも感謝してる。でもね、やっぱり……申し訳ないって思っちゃって…。そう言うと、みんなのことだから嫌だなぁって思っちゃうだろう、って思った。
けど、やっぱり……。みんなに迷惑掛けるのは心苦しいよ」
「アンシェ…今までそんな風に思ってたのぉ？」
ケイトの声に、アンシェロントは笑みを消し、俯いた。
「決してみんなの親切がありがた迷惑だ、とか言ってるんじゃないの。でも、みんなにもみんなの暮らしがあるし……。
でも、一番の理由はやっぱり、ジェロだけに大変な思いはさせられないな、って」
えへへ、と笑うアンシェロントを、皆がふっと笑い、穏やかな表情で見つめる。
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