希望の喪失・新たな決意

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「無視は良くないよぉ、ジェロぉ。アンシェ…どうしたのぉ?」 (このお気楽夫婦には関わってられん)   口には出さずに呟き、アンシェロントを腕に乗せ、ジェルブロートは歩き出す。 ジェルブロートは、大柄という大柄な男ではないのだが、力だけはある。 けれど筋肉も程よく、逞しかった。それ故、モテなくはない。 のだが、アンシェロントは今までそういった話を聞いた事が無かった。   けれど今はそういう状況では無いので聞けない。 何も考えずに、ただ泣きじゃくっている。
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