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学校を卒業したミホは
迷わす多香子のいる会社へ入社してきた。
入社式の日。
ミホは多香子を見つけると
いつか絶対に多香子の隣に行くと宣言をした。
まったく違う部署へ配属されたミホは
一年後、宣言どおりに多香子のいる広報へ移動してきた。
仕事内容が、ガラッと変わって戸惑うミホに
多香子はけして優しくはなかった。
自分の失敗に悔しくて泣くことはあっても
決して弱音を言わないミホを
自分のアシスタントに指名したのが数ヶ月前だ。
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