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「終わらせなさい。
みちる」
再びみちるへと変化する。
「任せて!」
姿を変えているが、発現した魔法は継続している。
光剣、2つの盾、空中を舞う氷刃を持続させ、みちるは怯む魔物に躍り掛かった。
「オアアッ!」
雄叫びを上げ迎え撃つ魔物の胴を、
「はあっ!」
みちるの光剣が断ち切った。
地面に崩れ落つ魔物を確認し、周囲に危険が無いと判断すると、“3人”は魔法を解除した。
「さすがに噂の魔物は強かったね。
いきなり斬り付けられた時は焦ったよ」
『魔法型のステルスかしら?
油断ならない相手だわ』
『まぁまぁ。
うまい事倒せたからオッケーだよ。
それより、先に進もう?
お目当ての魔導器、早く探さなきゃ』
みちるは周囲を見渡すと。
「ん…でも、かなり傷んでるから…
内部の状況分かる?」
『ちょっと替わって』
姿が愛へと変化する。
「<タクティクスフィールド>」
魔法の発動後、再びみちるに変わった。
どうやら、魔法を発動する為には姿を顕現する必要がある様だ。
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