2/2
13人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
周りは慌ただしかった。 親は葬式の手配や喪服の準備をしていた。 僕は泣くことさえも出来ないまま、座ってその様子をただただ傍観していた。 ふいに何を想ったのか、自分の部屋の机に向かう。 一冊のノートの最後に走り書きで文にもならない文を書いた。 神様の嘘つき 大嫌い もういいよ 僕も死ねばいい そうすればまた逢える
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!