おにいちゃん

2/3
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/102ページ
私にとって理想の男性像は5つ年上のおにいちゃん。 優しくて穏やかでかっこ良くて…色素の薄い茶色の髪は猫毛で、瞳はビー玉みたいで綺麗だった。  恋人にするならおにいちゃんだわ、なんて、小さかった私はよく胸張って言ってたけど…その度おにいちゃんはこう言ってた、 ¨運命信じてみな。きっと俺なんかよりずっといい奴に出会えるから”と。  でもね私は、おにいちゃん以上にいい人が現れることなんて、  運命なんて信じないよ…。
/102ページ

最初のコメントを投稿しよう!