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「修平てめー!台無しじゃねぇか!」
雄太にいきなり怒鳴られ、修平は驚いた顔をしている。
「んだとコラ!せっかく一緒に行って応援してやろーと思ってたのに!」
修平がすねたように顔をそむけた。
それを見ると雄太は少し申し訳なくなった。
そして、嬉しかった。
「わりぃわりぃ。まぁ応援してくれや!」
笑いながら雄太が言う。
それにつられ、修平も自然と笑顔になる。
「しゃーねぇなぁ!」
口には出さない。
しかし、心の中でありがとうと呟いた。
気づけば、目の前は校門。
「しゃぁぁぁ!」
大声を出し、校内へ足を踏み入れる。
そしてグラウンドに向かう。
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