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「てめぇ!出したてのウンコに顔面ぶち込むぞ!!」
雄太がそう叫ぶが、目の前の背の高い青年は、知らんぷり。
雄太にはまったく興味がないように空を見ている。
雄太がもう一度叫ぼうとした時、背後から歓声、そして驚嘆の声が聴こえた。
少し虚をつかれた雄太だったが、直ぐに振り向く。
「うぉっ…」
まるで風のようだった。
跳ね馬の様に駆け抜ける青年に、周りの人々は見入っていた。
いや、目を奪われたのか。
雄太もその内の1人だ。
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