各種目の怪物

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その青年は、周りからの視線を楽しむかのごとく、駆け抜ける。 あそこだけ重力が無いのではないか? そう思うほど軽やかだった。 そして青年はゴール。 周りからは拍手が起きる。 タイムを計っていた者が声をあげる。 「ごっ…5秒9!!」 50メートル5秒9… お前はボルトか…? 雄太はそう思った。
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