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雄太はその青年に駆け寄った。
実はその青年、黒人だ。
雄太は言葉が通じるかどうか心配だったが、話し掛けてみた。
「アッ、アナータノハシリベリースペシャール。
オドロキマシタ~。」
周りの者は思った。
(なんでお前が片言なんだよ…)
そんな雄太に青年は驚く程に饒舌な日本語を喋った。
「あぁ、ありがとう!僕の名前は長谷川アレックス!父はアメリカ人で母が日本人のハーフさ!よろしくね!!」
アレックスは雄太に握手を求めた。
雄太は引きつった表情をして思った。
(俺が外人、つか変人みたいじゃねぇか…)
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