10人が本棚に入れています
本棚に追加
こずえ
「なおみってさ、着痩せするタイプだよね」
なおみ
「どうして?」
こずえ
「だって…、今回の旅行で思ったんだけど、なおみの胸って思ったより大きいんだもん」
智子
「私も思った」
こずえ
「でしょう」
なおみ
「や、やだー、どこ見てるのよ」
こずえ
「いいじゃない。女同士なんだし。なおみってさ、ブラのサイズ、いくつなの?」
なおみ
「65のCカップ。でも最近きついみたい」
こずえ
「それはきっと、竹本さんが大きくしたのよ」
智子
「どうして?」
こずえ
「だって、Bまで進んだって事は、胸も触られてるってことじゃない?」
なおみ
「やだぁ、こずえったら。もう変なこと言わないで。恥ずかしいよ。純二さんたちに聞こえちゃうよ」
こずえたちは、大きな声で話していたため、男湯の純二たちのところにも、十分聞こえていた。
守
「もう聞こえてるっちゅうの」
純二
「…」
孝行
「純二さん、なおみの胸、触ったことあるの?」
純二
「…」
純二は、顔を赤くして頷いた。そして、思い出したように言った。
純二
「言っておくが、生じゃないからな!服の上から…」
守
「いつ?」
純二
「そんなこと覚えてない」
孝行
「もしかしたら、なおみの胸触ったの、俺が最初かもしれない」
守
「えーっ!?」
純二
「なに!?いつだ!」
孝行
「純二さんがなおみに告白した次の日。俺の部屋に来て、純二さんと付き合うって言われた時に…。ベッドに押し倒して…」
純二
「…そんなに前か」
孝行
「純二さんも思い出してよ」
純二
「そんなこと言われても…。でも、孝行よりは後だ」
孝行
「やったー」
純二
「そんなことで喜んでどうするんだ」
孝行
「1つでも純二さんに勝てたもんね」
純二
「…」
純二は、孝行の言葉に呆れていた。しかし、孝行は嬉しそう。
温泉から上がり、6人はロビーに出てきた。
純二
「なおみ、ちょっと」
なおみ
「な、なに?」
純二は、なおみをロビーの端に連れていった。
純二
「お前たち、どういう話しをしてたんだ。おかげで恥かいたぞ」
なおみ
「なんで?」
純二
「胸が大きいとか、俺が大きくしたとか言ってただろう」
最初のコメントを投稿しよう!