夕陽の中で 第4章

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こずえ 「なおみってさ、着痩せするタイプだよね」 なおみ 「どうして?」 こずえ 「だって…、今回の旅行で思ったんだけど、なおみの胸って思ったより大きいんだもん」 智子 「私も思った」 こずえ 「でしょう」 なおみ 「や、やだー、どこ見てるのよ」 こずえ 「いいじゃない。女同士なんだし。なおみってさ、ブラのサイズ、いくつなの?」 なおみ 「65のCカップ。でも最近きついみたい」 こずえ 「それはきっと、竹本さんが大きくしたのよ」 智子 「どうして?」 こずえ 「だって、Bまで進んだって事は、胸も触られてるってことじゃない?」 なおみ 「やだぁ、こずえったら。もう変なこと言わないで。恥ずかしいよ。純二さんたちに聞こえちゃうよ」 こずえたちは、大きな声で話していたため、男湯の純二たちのところにも、十分聞こえていた。 守 「もう聞こえてるっちゅうの」 純二 「…」 孝行 「純二さん、なおみの胸、触ったことあるの?」 純二 「…」 純二は、顔を赤くして頷いた。そして、思い出したように言った。 純二 「言っておくが、生じゃないからな!服の上から…」 守 「いつ?」 純二 「そんなこと覚えてない」 孝行 「もしかしたら、なおみの胸触ったの、俺が最初かもしれない」 守 「えーっ!?」 純二 「なに!?いつだ!」 孝行 「純二さんがなおみに告白した次の日。俺の部屋に来て、純二さんと付き合うって言われた時に…。ベッドに押し倒して…」 純二 「…そんなに前か」 孝行 「純二さんも思い出してよ」 純二 「そんなこと言われても…。でも、孝行よりは後だ」 孝行 「やったー」 純二 「そんなことで喜んでどうするんだ」 孝行 「1つでも純二さんに勝てたもんね」 純二 「…」 純二は、孝行の言葉に呆れていた。しかし、孝行は嬉しそう。 温泉から上がり、6人はロビーに出てきた。 純二 「なおみ、ちょっと」 なおみ 「な、なに?」 純二は、なおみをロビーの端に連れていった。 純二 「お前たち、どういう話しをしてたんだ。おかげで恥かいたぞ」 なおみ 「なんで?」 純二 「胸が大きいとか、俺が大きくしたとか言ってただろう」
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