夕陽の中で 第4章

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孝行 「俺たちいなかったら行くんかよ」 純二 「お前らがいなかったら、今頃なおみと…ムフフ」 孝行 「やらしいことするんだ」 純二 「そうとは限らないよ。なにかしようとする前になおみが寝るから。さぁもう遅いから寝ろよ」 みんなそれからすぐ寝付いた。しかし、なおみは純二の事が気になり、夜中に目を覚ました。なおみは少し風に当たろうと外に出た。同じ頃、純二もそうだった。 純二 「なおみのやつ、怒ってないかなぁ。部屋を覗くわけにはいかないし…」 その時、隣の部屋から鍵を開ける音が聞こえたため、純二は小窓から外を見た。するとなおみの姿が見えた。 純二 「あいつ、こんな夜中にどうしたんだ?」 純二も外に出て行った。純二の鍵を開ける音で、今度は守が目を覚まし、小窓から外を見た。 純二 「どうしたんだ?こんな夜中に。眠れないのか?風邪引くぞ」 なおみ 「純二さん。…純二さんと一緒の部屋がよかったなって思ったら眠れなくなって…」 純二 「…ごめん、でも今回は…」 なおみ 「分かってる。私だけいい思いしちゃみんなに悪いもんね。…でも、…でも、今だけ、少しでいいから…甘えさせて」 純二 「なおみ…」 なおみは純二にもたれ、純二はなおみを抱きしめた。 なおみ 「純二さん…。ずーっとそばにいてね」 純二 「ああ、離さないよ」 2人はお互いに見つめ合い、そして、口づけ…。しばらくの間抱き合って、2人きりの時間を過ごした。それを守が見ていた。 守 「あんなに自然に出来るんだ。それになおみのあんな幸せそうな顔、初めて見た。」 翌朝、みんなは7時に起きた。しかし、なおみはもっと早く起き、みんなの朝食を作っていた。そこへみんなが集まってきた。 孝行 「おはようっす。あれっ、なおみ、なにやってるんだよ」 なおみ 「なにって、みんなの朝ご飯作ってるのよ」 孝行 「こずえたちは?」 なおみ 「今布団片付けてる」 純二 「おはよう。みんな起きてるか?」 なおみ 「おはよう、純二さん」 純二 「…」 純二は、笑顔で挨拶するなおみがかわいくてキスしたくなった。 純二 「…みんな、向こう向いてろ」 守 「え!?なんで?」
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