彼女の名は…

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ユカ「何?……ぇ?…」 タクマ「…は?」 ガタンと音のした方を見ると… ユカ「女の……子??…ぇーーっ!拓磨さん隠し子!?」 二人の情事を盗み見していたのか、椅子から身を乗り出すようになっている女の子 着ている物は… 俺の服? だぼだぼのTシャツから細い足と腕 片方の肩から落ちている タクマ「んな訳ないだろっ!」 慌てた由香が浴衣を身体に纏う 「たく…ま…おこってる…」 タクマ「は?」 恐る恐る近付く女の子を衝動的に睨んだ 「たくま……こわい…」 肩をすくめて眉を下げる ユカ「拓磨さんに、そんな趣味があったなんて……私っ…無理だわっ」 身体を起こした時、胸元にすがりつくような女の子を見た瞬間、由香が飛び出していった ・
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