4022人が本棚に入れています
本棚に追加
/469ページ
龍我「おじいさん、俺と恵里は、陳留の太守である曹操さんの所の下で働くことになった。彼女は、この国を自分の理想と平和を求めて動こうとしている人だ。俺達もそれに準ずるが、その道は並大抵のものではないだろう」
俺は一呼吸置いて、再び話始める。
龍我「だから、俺達が窮地に立った時も迷いが生じた時も俺達を陰ながら支えてほしい」
恵里「私からもお願い…しますね」
そして俺達は手を合わせた。
龍我「………そろそろ行こうか。じゃあ、おじいさん…行ってきます」
恵里「行ってきます…」
おじいさんに出発と別れの挨拶をして、俺達は陳留へと歩み始めたのだった。
出発してから約三時間、歩き続けた俺達は一息入れようと水辺の近くに腰を下ろした。
最初のコメントを投稿しよう!