落ちた

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いつのまに、着地したのだろう?気が付けば、浮遊感は無くなって、しっかりと地に足が着いている。 「助けて」 声が聞こえたのと同時に、視界が広がる。 広がった世界は、見たこともない世界だった。ただ、純粋に綺麗な世界に見とれてしまった。 澄み切った青、一面に広がる緑。 小さな集落も見える。住んでいるのが、人だといいな…。心の中で、ぼそりとつぶやく。 その中でも、強い存在感を放っているのが、たくさんの大きな滝や、高い山々。その上をいくのが、洋風の大きなお城。 ここは、いったい…。
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