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「やっぱり、ノゾミだぁ。今まで、どこ行ってたの?僕、すごく心配したんだからね」
青年は目に涙を溜めて、にっこり笑う。
「でも、なんか雰囲気変わったね。どこが?って、聞かれると困るけど…。僕も、少し男らしくなったと思わない?ノゾミみたいな、立派な騎士になれるように、いろいろ頑張ってるんだよ?」
青年は、ひたすら一方通行の会話を続ける。その中で気になった言葉。
「騎士?」
「そうだよ。ノゾミは、この国の誇りだよ」
あたしが、この国の誇り?
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