落ちた

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立派な騎士とか、国の誇りとか、まだイマイチよく分からないけど、 「人違いだと思う」 その人物は、100%あたしじゃない。 「えっ?」 彼の顔から笑顔が消える。 「だよね…。ノゾミがここに居るはずないよね」 彼のガッカリした顔を見ると、なぜか悪いことをした気分になる。 「ごめん」 「僕が勝手に、勘違いしただけだから。キミ、この辺りの人間じゃないよね?名前、教えてくれる?あ、僕の名前は瑠架(るか)。あの町に住んでるんだ。あの町はリトット。何も無い所だけど、是非寄っていってよ」
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