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朝の病院。
ハヤタが入院して3日が経つ。
ハヤタはベッドから起き上がり、様々なことを考えていた。
ハヤタ
「俺が記憶を失ってから早一週間か。この一週間、仲間達とのことやフジ君のこと、それに…ウルトラマンのこと。何度も思い出そうとしてみた…けれど、思い出せない。俺は一体どうなってしまったんだ…。」
宇宙。
遠い星にある、M78星雲 光の国。
ウルトラマンの故郷である。
ウルトラの母の治療により体が回復してきているウルトラマン。
彼の体はまだ、完治していないのだ。
そしてウルトラマンはとある場所から地球を見つめていた。
ウルトラマン
「………。」
ふとウルトラマンの背後に、負傷したウルトラマンを救ったゾフィーがやってきた。
ゾフィー
「どうした、ウルトラマン。」
ウルトラマン
「ゾフィー…。私は、負けてはいけない戦いに負けてしまった。
私がいなくなった今、地球にゼットン以上の怪獣が現れた時、人間達は勝てるのだろうか…。」
ゾフィー
「人間達を心配しているんだな?
大丈夫だ、ウルトラマン。人間達は、例えどんな絶望の壁が待ち伏せていようとも、決してあきらめなかった。
君が今まで戦ってこれたのも、ウルトラマンに協力し、ウルトラマンを応援してくれた掛け替えのない人間達がいたからじゃないのか?
ウルトラマンがいなくても、人間は強くなれる。そしていつか、我々と肩を並べる日が来るだろう…。それまで我々が出来ることは、彼らを信じて見守る、そして彼らの盾になることだ。
ウルトラマン、君自身がよく知っていることだ。」
ウルトラマン
「ゾフィー…。」
ゾフィー
「今はゆっくり休め、ウルトラマン。地球に危機が訪れた時は、私が地球へ行こう。」
ウルトラマン
「ありがとう、ゾフィー…。」
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