第2話

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科特隊本部内にて。 アキコは数々の資料を取り出し、何かを必死に調べていた。 アキコ 「○月○日、ハヤタ隊員宇宙パトロール中に謎の飛行体に衝突、竜ヶ森湖上空から墜落。 その翌日、怪獣第一号ベムラー出現。それと同時に生きていることが絶望的かと思われたハヤタ隊員の生還。そしてウルトラ作戦第一号が行われた。そして…ウルトラマンが。」 アキコは初めてウルトラマンが現れた時の資料を探っていた。 アキコ 「やっぱり、タイミングが良すぎるわ。ハヤタ隊員の生還とウルトラマンの出現…。やっぱり、ウルトラマンって…。」 アキコが資料を調べてるところに、イデが入ってくる。 イデ 「おやおやぁ、フジ君?調べ物かい?」 アキコ 「あっイデ隊員。ちょっと。」 イデは自分とアキコの分のコーヒーを入れる ふと、アキコが手にしてる資料が気になったイデは資料を覗き込む。 もちろんそこにはウルトラマンのことがよく書かれていた。 イデ 「おお、これは僕が必死でまとめた資料ではありませんかぁっ。いやぁ、これはほんっとに手間がかかったよ。読みやすく出来てるかい?」 アキコ 「ええ、とても読みやすくてわかりやすかったわ。ところでイデ隊員、一つ聞いていいかしら?」 イデ 「ん、なんだい?はい、コーヒー。」 イデはアキコの机にコーヒーを置き、アキコはウルトラマンとハヤタの関連性らしきことを聞いてみた。 アキコ 「あっありがとう。そういえば、初めてウルトラマンが私達の前に現れた日って確か、ハヤタ隊員が竜ヶ森湖付近で墜落した時の翌日よね?」 イデはコーヒーを飲みながら質問に答える。 イデ 「んん、そういえばそうだったね。あの時はホントにどうなったかと思ったよぉ。で、一体どうかしたのかい?」 アキコもまたコーヒーを飲みながら話しを続ける。 アキコ 「ええ。私、思ったのよ。ハヤタ隊員が謎の飛行体と衝突して竜ヶ森湖付近に墜落した。翌日ハヤタ隊員が生還したと同時にウルトラマンが現れた。これって何か、タイミングが良すぎないかしら?」
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