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イデ
「う~ん、確かに言われてみればそうだ。時期がほぼ同じだ。ひょっとすると…。」
アキコ
「ひょっとすると、何?」
イデ
「ハヤタはっ…!」
イデが何か言おうとしたその時、レーダーが反応し、通信機の音が鳴り始める。
アキコ・イデ
「…っ!」
アキコは通信機前に駆け寄る。すると、画面を見るとそこにはなんと奴がいた…。
アキコ
「これは…!」
イデ
「どうした、フジ君?
…っ!」
その画面に映ってる物の姿に息を飲むアキコとイデ。
そこに反応を聞き付けたムラマツとアラシが入室してきた。
ムラマツ
「何事だ、フジ君、イデ。」
アキコ
「キャップ、アラシ隊員…これを…。」
アキコは画面を指差す。そこにいたのは…。
アラシ
「こっ……こいつ確か、ゼットン?!」
そう、そこにいたのは、かつてウルトラマンを敗り、科特隊のペンシル爆弾により葬り去られたはずのゼットンが地球の地に立ちはだかっていたのだ。
ムラマツ
「ゼットン!同族がいたのか…。場所は?」
アキコはゼットンの居場所を調べると。
アキコ
「キャップ、この基地の近くです!」
アラシ
「やろぉ、またここを襲撃しにきやがったか!」
指を鳴らすアラシ。
ムラマツは直ちに命令を下す。
ムラマツ
「やつはペンシル爆弾でしか倒せなかった相手だ。だがこの基地を、いや、ウルトラマンの代わりに俺達で奴をなんとしても葬り去るぞ。」
イデ
「はいっ!くそぉ、せっかく基地の工事は完了したのにぃ。」
ムラマツ
「怪獣に何を言っても無駄だ、イデ。アラシ、イデはビートルで出撃。私とフジ君から地上から。」
一同
「了解!」
ムラマツ
「よし、出動だ!」
隊員達はデスクに並べられたヘルメットを手に取り、ゼットンがいる場へ向かう。
ゼットンは行動を開始、科特隊本部に迫る。
その頃、宇宙では一つの光が地球へ向かっていた。
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