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ウルトラマンと分離し、記憶を失ったハヤタは今、精神科医の病院にいた。
岩本博士のすすめで少しだけ入院することにしたのだ。
遡ること一週間前、ゼットンを撃退し、ウルトラマンと別れを告げた後。
科学特捜隊基地内。
ハヤタ以外の隊員達が基地に戻る。
アキコ
「また会えるかしらね、ウルトラマン。」
イデ
「さ~。でもまたいつかきっと、ウルトラマンに会えるかもしれないなぁ。」
和んでいる隊員達の後にハヤタが慌てて入ってくる。ハヤタの慌てぶりに驚く隊員達。
ハヤタ
「はぁ…はぁ…。今は…今は何月何日だいっ?!」
アキコ
「ハヤタ隊員っ!ど、どうしたの?」
ハヤタは質問に答える前にカレンダーを発見。
月と日にちを確認する。
ハヤタ
「…っ!違う…どういうことだ…!さっき俺が宇宙をパトロールし、赤い玉とぶつかった…どうなってる…どうなってるんだ!!」
ムラマツ
「ハヤタ、どうしたんだ!」
月と日が明らかに違う…そしてその間の記憶が一切無い…。
頭を抱え、混乱し始めるハヤタ。
ハヤタ
「わからない!わからないわからないわからないわからない!俺は一体…一体どうなってしまったんだああぁ!!」
叫び出すハヤタに隊員達が駆け寄る。
アラシ
「お…おいハヤタ!」
ハヤタ
「うわああああぁ!!!思い出せない、思い出せないんだあああぁ!!」
イデ
「落ち着け、ハヤタ!!」
訳の解らないハヤタに隊員達は戸惑う。
アキコ
「ハヤタ隊員!どうしたのよ!」
ハヤタ
「助けてくれ、俺はどうなってしまったんだああぁ!!」
アラシ
「ハヤタっ!!くっそぉ仕方ねぇ、このっ!」
アラシはハヤタに溝うちをくらわせ、ハヤタはそのまま気絶してしまう。
ムラマツ
「ハヤタ…。一体なにがあったんだ…。」
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