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授業も、着々と進み3限目の休み時間だった。
珠稀「ちょっとー、私の教科書知らない?」
「知らねーよ?」
「知らないよー?一緒に、探してあげる。」
などと言いながら、私に近付いてきた。
珠稀「双葉が、知ってる訳ないよね?」
双葉「もちろん、知らないよ。」
一応、机をガサガサと漁ってみると…
双葉「…何で?
………あった…」
そこには
“水村 珠稀”と書かれた教科書が入っていた。
珠稀「…ちょっと!!何で、あんたが持ってんのよ!!」
双葉「わかんないよ!!私も、よく分かんない…」
珠稀「もしかして…」
私は、覚悟した。
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