きっかけ
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ニート、それが自分を簡単に例えられる言葉だった。 前の整備士を辞めて、歳はまだ19。 親父に家を追い出される形で二ヶ月友達の家に居候したが、そんな時間が長く続かなかったのは言うまでもない。 親父と別居中の母親のところへ戻り、仕事を探していた。 といってもド田舎の街ではたいした求人もなく、夜の世界ぐらいしかまともに給料は貰えなかった。 そんな中、目に留まったのがキャバクラのボーイの求人だった。
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