きっかけ

2/4
前へ
/200ページ
次へ
ニート、それが自分を簡単に例えられる言葉だった。 前の整備士を辞めて、歳はまだ19。 親父に家を追い出される形で二ヶ月友達の家に居候したが、そんな時間が長く続かなかったのは言うまでもない。 親父と別居中の母親のところへ戻り、仕事を探していた。 といってもド田舎の街ではたいした求人もなく、夜の世界ぐらいしかまともに給料は貰えなかった。 そんな中、目に留まったのがキャバクラのボーイの求人だった。
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

341人が本棚に入れています
本棚に追加