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奏が出たらしく玄関のドアが開く音がした。
「お邪魔します。あっシン君が珍しく起きてる!」
と驚いていた。
そんな驚く事か?まぁ確かに中学時代は時間ぎりぎりまで寝ていたが…。
「珍しくとはなんだ珍しくとは!しかしまぁよく飽きもしないで迎えに来るな?」
「もうボクの日課になってるし。」
そういえばコイツいつからボクって言い始めたんだ?
う~む……たしか小2だったけかな…。
「シン君早くしないと始業式始まっちゃうよ?」
考え事を止め鞄を持って玄関に向う。
「あっ!お兄ちゃん待って私も行く!」
とダーっと階段を駆け上がりダーっと戻ってきた。
「母さん行って来るよ!」
「行ってらっしゃい!あぁ、シンちゃん今日ご飯よろしくね!」
母から2千円渡された。
「分かった」と返事をして家を出た。
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