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「ヤッベ!もう8時だぜ!」
「何言ってるのシン君今日は高等部の挨拶は9時からだよ?」
それは知っている。問題なのは奏だ。
「お兄ちゃん私先行くね!帰り校門で待ってるから!」
と言い残し走って行った。
「9時からなのは知ってたさ。奏が遅刻しないよう早めに出たのに……」
旭は(相変わらずシスコンだな~)などと思っていた。
そして学校に近付くにつれ美名に告白する奴が増えてきた。
「シ、シン君私も先行ってるね!なんか疲れちゃって…。」
「疲れてるならゆっくり行けばっておい!」
話を聞かずに走って行く流石陸上部……速え~。
「紳一郎お前な~あれだけ告白されりゃ疲れるって…。」
「そりゃあそうか!てかまだ居たのか通行人A!」
「ヒド!それと俺は通行人Aじゃねぇ!」
おっツッコまれた?
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