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「ちゃんと見たわけじゃねえからな…」
いや見てこいよ。それがおまえの役目だよ。
殺気を感じ振り返ると、見覚えのある奴が仁王立ちしていた。
「何でまた紳一郎と一緒なのよ!」
いや知らねぇよ!先公に言えよ。
「そっくりそのまま同じ言葉を返すぜ!三春」
「なにを~!」
睨み合いをしていると、三春によく似た女の子が割って入ってきた。
「………ケンカ……良くない。」
時々コイツを見てると、ケンカしてるのがバカらしく思えてくる。
「そうだな。千秋の言うとおりだな。」
千秋に微笑みかける。
忘れる前に紹介しておくと、三春は姉、千秋は妹で双子だ。
三春の方は、黒髪で髪型はツインテール多少ツンツンするが、根はいい奴だ。
千秋は、三春と同じ黒髪ではあるが髪は縛っていない。まぁ三春よりは出る所は出ているが、難点と言えば…口数が少ない。
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