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家に帰ると、自分の部屋に
入って着替えた。
「しかし、あの事故からもう3年も経つのか・・・・」
家の中の部屋は、
全てそのままにしてある
そのまま、と言っても
俺が入ってたまに掃除をしている
妹の部屋には、まだ着られない
学生服が掛けられている
親の部屋も昔のままだ。
「この広い家に一人は寂しいな」
やはり、もともと一人で
住んでた訳では無いので
時々寂しくなる事がある
親の部屋を後にして
自室に戻る事にする
ベッドに入ると同時位に
携帯が鳴った。
「もしもし?」
「信ちゃん?志穂だけど、明日は空いてる?」
「ああ、特に何もないな」
「じゃあさ明日は何処かにお出掛けしない?」
「別に構わないぞ」
「うん!!じゃあ決まりだよ」
「待ち合わせはどうする?」
「志穂が呼びに行くよ」
「ああ、わかった」
「じゃあまた明日ね、おやすみ」
「おやすみ」
電話が終わると、一応タイマーを
セットした。
二人で出掛けるのは、久しぶりなので
遅れる訳には、いかない
俺は明日に備えてもう寝る事にした。
今日は何故か夢を見そうだ
そんな気がした。
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