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「とにかく、もう危ない真似はしないで。誰かを助けるためだとしても、絶対しないでよ?」
杏ちゃんはまだ泣いてる。
僕を心配して、泣いてくれているんだ。
…………。
もしかして、漢が一番輝ける瞬間って、一番誰かを悲しませてしまう瞬間なんじゃ、ないだろうか。
そうだとしたら、僕の憧れは……。
ビリーは死にたがるのをやめました。
自分がそう簡単に死ねない事に、気付いた訳ではありません。
ビリーは、自分を造ってくれた杏ちゃんのパパが大好きです。
ビリーは、とっても優しい杏ちゃんのママが大好きです。
ビリーは、いつも自分を大切に思ってくれる杏ちゃんが……誰よりも大好きなのでした。
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