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死にたがりビリー。①
『殿、此処は拙者が抑えます。早くお逃げください!』
……。
『さぁ、お前たち。地獄への旅路、付き合って貰うぞぉぉぉ!』
あ。
『くっ。ま、だまだ……』
ああ。
『……もう、こんな所まで火の手が。このままでは、この城は』
あああ。
『ぐふっ。殿は無事に、逃げられた、だろう……か……』
……ああああ!
これが男、これこそ漢、誰かを守って死ぬ瞬間が、男の一番輝ける瞬間なんだ。
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