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その時だった。
登校途中の俺の前に、鞘に納めた刀を一振り持った。
これこそ俺が望んだもの!
なんていうか…その……フフッ。
美少女がいたんですよ。
年は高校生くらいで髪型はポニーテール。
をい、そこの美少女!
わかってるじゃまいかwwww
神埼さんですねわかります。
すると、その美少女が襲いかかってきた。
性的な意味で。
………だったらよかったなぁwwww
そんなアホな事を考えてるうちに、刀少女の間合いに俺は入っていた。
「あなたも……参加者なんでしょう?」
………やばいっす。
僕この人怖い。
だって、この子ってば殺気がハンパないんだもの。
「き、君、誰?」
「【千刃-ブレイド-】」
彼女が刀を握りしめると、彼女の後ろに発光している剣のようなモノが現れた。
「死にたくないなら、さっさと手紙を燃やしてください」
俺の頭の中に、手紙を燃やす、とか、そんな事は耳に入らなかった。
逃げなければ。
殺される。
それだけ。
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