ジーク傭兵団

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「マリカ今からお前にうちの傭兵団の試験を受けて貰う」 そう言うとマリカは顔色を変えて 「ジーク様!、話しが違うじゃないですか。ジーク様の傭兵団に入れてくれるんじゃなかったんですか」 「まぁ聞け、試験と言っても能力検査みたいなもんだ。第一、第二、第三試験まであって、第一で終わればそこで試験終了、最初から難易度の高い依頼を受ける事が出来る。まぁ第一で合格したのは、ワインだけだけどな」 「そうなんですか、ワインちゃんってすごいんですね」 マリカがそう言うとワインは 「すごいでしょ」 と、グラスの上で小さな胸を張っていた 「だが、もし第三試験で合格しなかったら、雑用からスタートだからな、第一試験を合格したやつと差を埋めるのに最低半年は掛かるだろう。ちなみにプルフが第三試験を合格しなかった」 「兄貴、あの時の事は内緒にしといてくださいって言ったのに~」 プルフが崩れ落ちてゆく~まぁいっか
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