第二章 背反

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そのまま、オレとアリアは部屋を出て、朝食を摂りに行った。 宿屋の一階がレストランになっていて、ヴィルゴは既にテーブルについてコーヒーを飲んでいる。 オレは、「おはようございます」と挨拶してから席に座り、アリアも続いた。 朝食を摂りながら、今朝の夢のことを考えていた。 あの夢は一体何だったんだ? 夢にしては、はっきり覚えている。 それに、あの龍……ヒドラだったか。どこか懐かしい感じすらする。 まぁ、分からないことをこれ以上考えていても仕方ないか。 オレはそう思い、夢のことを考えるのを止めて朝食を平らげた。
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